NEOISM

NEOが己の思想・流儀・価値観を綴るブログ

後押しが欲しけりゃ目を瞑れ

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私は上がり症だった。

人の目を見て話すのが苦手だった。

大勢の人前で話すのが苦手だった。

人見知りでシャイだった。

 

だからこそ、あえて舞台に立つことを望んだ。

だからこそ、あえて色んなところに飛び込んだ。

自意識過剰を克服して、新しい世界を見るために。

もっと自由に思うように生きるために。

 

それでも、変わらないものはある。

これを言うと周りから変に思われるかもしれないー。

これをやると恥をかくことになるかもしれないー。

客観的に見れば問題なんてなくても、時に自意識過剰になってしまう自分がいた。

 

大学1年生のとき、友達と新宿二丁目の老舗ディスコに飛び込んだ。

ロン毛を振り乱したおじさんが、踊ろうと言ってきた。

私は踊るのが苦手だったので、恥ずかしくて、躊躇った。

 

「目を瞑ればいい」

 

恥ずかしそうに中途半端な動きをしている私の耳元に、ロン毛おじさんは唾を吐き散らしながらそう言い放った。

 

言われた通り、目を瞑った。視界が閉ざされた。周りが見えなくなった。

その日、生まれて初めて人前で心地良く踊ることができた。

 

周りの目が気になって踏み出せないとき。

一旦、目を瞑ればいい。

こっちを見て冷たい目でヒソヒソしている幻の存在を頭の中に思い浮かべる。

 

そいつらを、頭の中から追い払え。

 

殻を破り、世界を拡げ、自分の意思を大切に自由に生きるために。

 

2018.01.06