「大学時代だからこそできることをやろう」
そんなことを謳った書籍やサイトはたくさんある。
私も、浪人時代に大抵のそういったサイトには目を通した。
それを踏まえて思うことがある。
「何をやりたいか、何をすればいいか分からないけど、とりあえず何かやりたい!」という人は、そういったサイトを一度は見ればいい。
どんなことが「大学生だからこそできる・やるべき」と考えられているのか
これを知ることで、それまで気付いていなかった新たな可能性を知ることができる。
しかし、やりたいことで溢れている人は、そんなものをあまり気にせずに好きにやりたいことをやればいいと思う。
「今しかできないから」と言って、好きでもないのにあくせくと旅行に行ったりアルバイトに励んだりする学生には特に言いたい。
大学生のうちにしかできないようなことをやること自体はいい。
だが、特にやりたいわけでもないのに何となくもったいないからやろうとするのはどうなのか。
食べ放題の店で、もうお腹いっぱいで苦しいのに、「元を取るため」だとか言って無理に口に詰め込む行為と似ている。
もちろん、一先ずやってみるというのも大事な姿勢だ。
しかし、「もったいないから」という消極的な姿勢ではなく、積極的に取り組めることに向き合った方がよっぽどハッピーではないだろうか。
2016.07.