特に大学1年次以降、日常的に意識してきたことがある。
それは、精神的な自由度を高めること。
誰もが、多かれ少なかれ、他人の目を気にするあまり、行動が抑制される。
これはごく自然なことであり、健全な防衛反応だ。
しかし、必要以上にそうしてはいないだろうか。
小さい頃に経験した狭く逃げ場のない小社会の感覚を未だに無為に引きずる必要はない。
小学生の頃は授業中に挙手して発言すれば「アイツ、イキッてんな」などと陰口を叩かれたかもしれない。
しかし、大学生のアナタがそうしたところで、誰も大して気にしない。
誰も他人のことなんていちいち見ていない。
誰もが自分自身に一番注意を払っているのだから。
私もまた、他人の目を気にするあまり、かつては人前で踊ることすらできなかった。
ノッてるだとか下手など思われたくなかったからだ。
そうやって無意味に自分の行動を制限してしまうことに強い課題感を覚えた。
もっと自由に、思うままに生きたいと思った。
そうして、少しずつ自分の殻を破っていった。
精神的な自由を拡張し、勇気を持って自分のやりたいように生きるための訓練だった。
主に大学1-2年生の頃にヒッチハイクで長距離移動をしたり、クラブで激しく踊り散らかしたり、学園祭で個人出店をしたときに客引きとして叫びまくったり、似顔絵描きますと書いたノートを掲げて歩いたり、ブログを知り合いにも公開したり、渋谷駅前で人生相談をしたり、コロンビアの路上などで唄ったり、街の女性に一緒に写真を撮ってくださいとお願いしてみたりしていた背景には、楽しむこと以外に、そのような意図もあった。
行き先を書いた紙を掲げていたり、路上で唄ったりしていると、冷たい視線を浴びせられることもあるので、良い訓練になった。
そうやって地道に殻を破ってきた今もまだ、やる内容や心の調子によっては上手くいかないときもある。
そのうち、江頭2:50みたいになれたらいいなと思う。
こちらも併せてどうぞ。
2019.02.10