友達同士の集まりにせよ、ミーティングにせよ、私は集団(4-5人以上)で話すのが苦手だ。
なぜなら、人数が多いと
一人一人の発言数が減るので、喋りたいことを喋りきれない
「聞く時間」が増えるため、受け身になってしまい、内容が頭に入ってこない(眠くなる)
他の人の発言を遮らないように一層気を遣わなければならない
会話内容をコントロールしにくくなるため、自分にとってつまらない話題になりやすい
会話の内容の移り変わりが増えるので、各々の話題が深まりにくい
という事態になりやすいからだ。
その状況が面倒で退屈に感じられ、当事者意識が薄れてしまい、ほとんど発言しなくなる。
そんなとき、私はその場を離れるか、携帯などに目を落とすか、主導権を握ろうと試みるかを選択する。
同じような気持ちは、多くの人に覚えがあるはずだ。
それにも関わらず、何度も繰り返されている。
構成員の当事者意識が薄れるとどうなるか。
構成員の団結力が薄れ、求心力は失われ、組織としての力が弱くなる。
それは、"良い状態"ではない。
しかし、集団の構成員の誰か一人でも「皆が会話を楽しめるように」と工夫すれば、この問題はたいてい解決する。
具体的にどうするか。
会話に参加できていない人を気に掛ける
黙って何もしていない人がいたら「君はどう思う?」「君の場合はこうだったよね」などと話しかけて発言を促す。
全員が共通の認識のもとに話せるよう心掛ける
内輪話が出てきたら、それを知らない他のメンバーにも概要を説明して、皆がその場を楽しめるようにする。
この二つの心掛けがあれば、状況は随分と改善されるはずだが、集団の会話でこれらが為されていたケースを私はあまり見たことがない。
友達同士の会話やミーティング、少人数クラスなどにおいて非常に有効だ。
集団であっても、構成員次第では私が一番喋るという場合もある。
そんなとき、先に述べたつまらない状況のダルさをよく分かっている私は、同じ状況をなるべく作らないよう、上記の二つを心掛けるようにしている。
携帯をずっと触る人を生み出さないのが分かりやすい目安だろう。
まとめ
集団で会話するときは、皆が楽しめるように
・会話に参加できていない人を気に掛ける
・全員が共通の認識のもとに話せるよう心掛ける
2018.09