NEOISM

思想・流儀・価値観を綴るブログ

ビジョンを持って振っていく

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日本にいたときの、ソフトボールの授業にて。

 

あれは初回の授業だった。

ミニゲームで、軟らかいポールの上に置かれた球を金属バットで打った。

動かない球を打つのは簡単だ。

本気でやったわけではないが、かなり遠くまで飛んだ。

他の人はあまり飛ばさないので、皆意識的に手を抜いているのかな、と感じた。

 

二打席目。「またぶっ飛ばしてくれ」などと声を掛けられる。

 

しかし、次はユルくいこうと思っていた。

ぶっ飛ばしすぎると守備が取りに行くのは大変だし、そもそも守備練習にならない。

何より、外野の方に、練習を終えた他の班の人たちがたくさん歩いていた。

ぶつかったら危ない。

 

だから、力を入れずに、テキトーにバットを振った。

 

ポールをぶん殴ってしまった。

二振り目。ゴロ性の当たりの打球で、アウトになった。

 

「さっきのはどうしたんだ」という声が聞こえてくる。

さっきのはマグレだと思われたかもしれない。

後味悪く終わってしまった。

 

その直後に感じた。真剣にやるべきであったと。

「思いっ切り振って飛ばす」の反対は「手を抜いてテキトーに振る」ではない。

 

どんな打球が自分にとって理想的かを考えるべきだった。

今回であれば、セカンドランナーがホームに帰ってこられるくらいの、外野に軽く抜ける鋭い打球。そんな打球を目指して真剣に振って飛ばせばよかったのだ。

 

手を抜いてプレイして、不確実性の高い結果に身を任せる「受動的」なやり方ではなく、「能動的」に思い描いたビジョンを実現すべく真剣にプレイすべきだったのだ。

 

スポーツはもちろん、人間関係や勉強、仕事など、これからも様々な打席に立つ機会があるだろう。

そんなときは決して手を抜かずに、ビジョンを描いて取り組みたいと感じさせられたひとときであった。

 

2017.11